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アロマテラピーとは

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森の中を歩いていると、いつの間にか呼吸がゆったりと心地よい気分になります。また、春になるといろいろな花が咲き、その香りは心を和ませてくれたりおだやかな気持ちにさせてくれたりします。

このように、植物に囲まれたときに感じる感覚こそがアロマテラピーの原点なのです。

 

 

アロマとは「香り」のこと、テラピーとは「療法」のこと。つまり、アロマテラピーとは、植物がもつ香りやいろいろな働きを癒しや美容・健康に役立てることを意味する言葉です。

 

 

このように書くと難しく感じたり、特別なもののように思われますが、実は私たち日本人も昔からアロマテラピーを日常の生活の中に取り入れています。

なじみがあるものに「菖蒲湯」や「柚子湯」などがあり、心身をリラックスさせ、疲れをいやしてくれます。また、平安時代の源氏物語の世界でも香を着物にたきしめる香道として登場していました。

 

 

植物の花、葉、果皮、樹皮などから抽出したオイルを

「精油」または「エッセンシャルオイル」と呼び、

これらは特有の香りと作用をもっています。

たとえば、精油の中でよく知られているラベンダーは、

ストレスや不眠に効果があると言われています。

 

 

アロマテラピーでは、自分の好きな香りを選ぶことが大切です。どんなにすばらしい効果をもっていても、その香りを受け入れることができなくては、アロマテラピーとは言えません。好みの香りでゆったりとリラックスすることが、アロマテラピーの最大の効用だからです。

 

 

アロマテラピーには、このようなリラックス効果以外にも、風邪や花粉症に対する予防効果もあります。また、自分の好きな香りの精油を使って、安全なそしてオリジナルの化粧水、クリーム、香水などの手作り化粧品を作ったり、虫よけスプレー、エアーフレッシュナーなどを作ってハウスケアで活用したり、自分の症状にあったトリートメントオイル(マッサージオイル)を作って症状を緩和することもできます。

 

 

現在、自然志向や健康に対する関心が高まるなか、安全でしかも実用性を兼ね備えた手軽な美容健康法として、アロマテラピーは日本だけでなく、フランス、イギリス、ドイツ、アメリカなど欧米でも注目を集めています。

 

 

生活を豊かに、そして生き生きとさせるパートナーとして、香りを取り入れてみませんか。

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